30歳の元ニートが味わった屈辱。そして家を出て上京したいと思ったのです。
僕は5年間ほど実家でゲーム三昧のニート生活でした。
就職に失敗後、アルバイトをちょっとやったり日払いで時々現金を手に入れるのはあったけど、基本的にほぼ部屋から出ない毎日。
わずかなお金はスマホのガチャ課金で飛んでいくだけです。
仕事なんてほぼやらずに親に食わせてもらっているのが当たり前、まさにニートそのものだったのです。
・近所の人間からヒソヒソ言われても無視
・姉からは会うたびに憎まれ口
・くだらない仕事はプライドが許さない
・親は自分には甘くて小遣いはもらえる
・父との関係は良くなかったけど母が心の支えだった
そんな環境だったのだから、天国状態です。『ニート万歳!』とすら思ってました。
人とコミュニケーションを取るのも下手で、面倒なだけだと思うようになり、LINEが鳴るのはネットで知り合った友人だけ。
同窓会はおろかリアルでの地元の友達とも徐々に縁が無くなっていき、ネットの中で活動するのが日課になってたのも今では懐かしくなってます。
ある理由から僕はニートから卒業できたのです。
ニートになりたくてなったわけでも無いけど、それでも5年間もニート生活を送ってくると、何かキッカケが無ければ脱出もできず、一生このままでも良いやとすら思ってたかも。
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ある日、母親に『胃がん』告知がされたのです
『うちに限ってそんな事が起こるわけない』
ニート生活を送っている僕の中で、どこかこう信じていたものがあったと思います。
両親はずっと健康で病院にかかるほどの病気も無く、起こるわけが無いと信じていた気がします。
でも、現実は違ったのです。
コッソリと体の調子が変だった母親が近所のクリニックで診断された後に病院に行ったようで、そこで父親が呼ばれて『母親は胃がん』だと聞いた、と言うのです。
僕の中で、あまりにも衝撃的な話でした。
それでもクズだった僕の頭に浮かんでいたのは、
・母がいなくなったら料理はどうなるんだ?
・洗濯は? 掃除は?
・お小遣いは?
自分の心配ばかりだったと思います。
母の命よりも自分の保身ばかり頭に浮かんでいた自分にも嫌気が指すほどです。
仮に母親がいなくなったら最も困る事
ニートだった僕の心の支えだったのが母の存在だったので、父親と2人きりの生活なんて絶対に耐えられないと思ったのです。
同じ家の中にいても一緒に食事するのも無く、何も言ってこない代わりに放置されていた状態だったので、もはや関心も持たれてないとすら思っていて。
何よりも、僕が31歳になる年に父親は定年退職となるので、そうなると必然的に毎日父が家の中にいる上に、母親がいなくなったらと想像しただけで
『ヤバい、もうニート天国ができない』
と直感したのです。
でも、田舎で実家を出ても、住む場所が無ければ生活するための仕事もほとんど見つかりません。
このとき初めてニートを辞めて上京したいと思うようになったのです。
田舎では全く仕事が無かった
ただでさえ年寄りが多くて、人口も減少中の田舎なのに、会社すらあまり無い地域です。
求人情報を見てもコンビニか工場くらいです。
あんなブラックな労働をしてまで生きていたい、とは思わないほど変なプライドも邪魔するんです。
それでも最悪の状況を考えて、幾つかの職場に応募や面接を申込んでみるも全て不採用です。
特に田舎では30歳になって新たに採用をもらえるわけが無いんです。
もっと安く雇える外国人すらポチポチ見かけるようになってたので、何のスキルも無い中途半端な30歳を雇う余裕すら会社には無いのだろうと。
のんびりとニートをやっていたわけですから、履歴書に何も書けません。
本当は3か月で辞めていたアルバイトを3年間やっていたフリして嘘を書いてたけど、そんなのも狭い田舎では見透かされていたように思います。
そんな理由もあって、『こんな田舎じゃダメだ』『東京なら仕事は幾らでもあるだろう』『上京したい』と考えるようになったのです。
ニートが上京したい一心で見つけたものとは
ただでさえ日頃からネチネチ言われてきた父親との2人暮らしになったら恐らくニート生活も窮屈なものになる、そんなイメージが思い浮かんでからの僕は、『生きるため』というより、『何とかこの田舎を脱出できないとマズイ』と思うようになったのです。
それからは上京したい思いがどんどん強くなっていき、ネットで『お金が無くても上京する方法』を必死になって調べていったんです。
このとき僕が調べていた条件は以下の通りで、
【部屋】
・なるべく家賃が安いところ
・駅近
・敷金礼金も無いところ
・汚くなければ良い
【仕事】
・給料は最低25万円
・肉体労働はやりたくない
・できるだけパソコン仕事
・接客は嫌だ
・できれば一か所で長く勤められるとこ
・ブラック企業は絶対無理
・残業が無い
・男女比が半々くらい
などこんな感じだったと思います。
でも、家と仕事を同時にネットだけで調べていくのも限界がありました。
いくら毎日時間はあると言っても、検索するたびに自分の中で条件はどんどん増えていって、収集付かない状態になるんです。
そんなある日、『東京で住む部屋と仕事を同時に見つけてくれるサイト』を発見できたんです。
ここでは自分にあった東京での仕事を紹介してくれて、そこが決まれば近くで部屋も見つけてくれるサービスです。
僕の場合は、『パソコンで顧客データ入力』なのでとても楽でキレイな職場での仕事を紹介され、部屋も3万円の家賃補助が受けられているのでかなり助かってます。
ハッキリ言って、自分で東京の部屋と仕事を探すにはここまでの好条件は見つからなかったです。
ニートだったのに多少はごまかしつつ、それでも雇ってもらえたのはこのサービスを受けた強みもあったのだと思います。
気になる方はこちらから覗いてみてください。
⇒ 5年間の田舎暮らしのニートでも使えた!
上京したい人のために東京で部屋と適正な仕事の紹介はコチラ

20代をニートで過ごしてきた人でも、30歳ならまだやり直せる事が実感できたんです。
現に5年間もニートをやってきたこんな僕でも何とか社会復帰できたのですから。
幸い、母親の胃がんは手術で治せる範囲だったので、今では普通の生活を取り戻せてますが、僕が社会復帰できたのをとても喜んでくれて、やっと親孝行もできたのかなとか思うようにすらなっています。
上京から数か月が経ちますが、お金に余裕ができるのは精神的にもかなり安心感があって、趣味につぎ込んでも気にならないのはニート時代よりも充実できてると思ってます。
東京だと同じ趣味の仲間も多くて、リアルに会うのが怖くなくなり、コミケやオフ会にも気軽に行けるようになったのが最高に楽しいですよ。